舌側矯正とは
舌側矯正とは、ブロック(ブラケット)とワイヤーを歯の裏側に取り付けて歯を動かす矯正治療です。
治療中の違和感、治療期間が比較的長いといったデメリットがある一方で、口を開けたときに矯正装置が目立ちにくいというメリットがあります。
しかし、現在この治療法を選択するメリットは少ないと私たちは考えています。
舌側矯正のメリット・デメリット
メリット
目立ちにくい
口を開けたときに矯正装置が目立ちにくい。
デメリット
表側矯正と比べて治療費が高額
舌側矯正は表側矯正と比べて高い技術が必要なため、それだけ費用も高額です。
発音に支障をきたす場合がある
歯の裏側に矯正装置を取り付けると、歯の裏側に舌をつける「サ行・タ行・ラ行」の発音が悪くなる場合があります。ただし、発音の練習をすることで改善が期待できます。
ブラッシングしづらい
歯磨きのときに矯正装置を目視できないため、装置に詰まった食べかすを十分に取り除けません。その結果、むし歯や歯周病のリスクが高まります。
舌側矯正(裏側矯正)とマウスピース型矯正歯科装置との違い
痛み・違和感の違い
マウスピース型矯正歯科装置では、舌側矯正よりも1回に歯を動かす量が少ないです。また、装置がでこぼこしていないので、マウスピース型矯正歯科装置は口内炎ができるリスクはほとんどありません。舌側矯正では、口内炎ができることが多いです。
歯磨きや飲食のしやすさ
舌側矯正は矯正装置を取り外せないため、より丁寧なケアが必要です。一方、マウスピース型矯正歯科装置は食事の際に取り外せるので、食べかすが挟まる心配がありません。マウスピースそのものも歯ブラシで磨くことで清潔な状態を保つことができます。舌側矯正では、矯正装置や歯茎への負担を抑えるために、あまり硬いものは食べない方がよいでしょう。以上のことから、舌側矯正よりもマウスピース型矯正歯科装置の方が歯磨きがしやすくて飲食もストレスフリーと言えます。
当院ではマウスピース型矯正歯科装置
をおすすめします!
当院では、マウスピース型矯正歯科装置をお勧めしております。コンピューターシミュレーションに基づいて作製した透明のマウスピースを1週間ごとに交換し、歯を少しずつ動かします。透明で薄い装置のため、口を開けたときにほとんど目立ちません。また、スピーチや面接、結婚式といった重要な場面では取り外すこともできます。
さらに、独自のコンピューターシミュレーションに基づいて作製するため、事前に歯の動き方を確認できる点も大きなメリットです。歯並び・噛み合わせがどのように改善するのかを患者さまにご確認いただけるため、モチベーションを保ちやすい治療と言えるでしょう。
こんな方におすすめです!
- 矯正していることを周りの人に知られたくない
- 営業や接客業のため目立たない装置を選びたい
- 歯磨きのときに取り外して歯をしっかりケアしたい
- 管楽器の演奏やスポーツに支障をきたさない矯正装置を選びたい
- 通院の負担を抑えたい
当院のマウスピース型矯正歯科装置
矯正専門歯科医師が丁寧な説明・治療
矯正治療は、1~3年程度の長い期間がかかるうえに、費用も比較的高額です。当院では、矯正専門歯科医師が矯正治療を適用できるかどうかを見極め、さらに各治療法のメリット・デメリットを十分にご説明しております。そして、患者さまにご納得いただいてから治療を始めておりますので、不明点を解消するためにご質問の時間を用意しています。
3D口腔スキャナー(iTero)や矯正治療用レントゲン検査等を行うことで、患者さまの治療予測を治療契約前に、3次元シミュレーションにてわかりやすくお見せしています。
デジタル技術による歯型取り
マウスピース型矯正歯科装置を適用する際は、歯型の採取が必要です。しかし、従来の歯型採りは、粘土のような印象材を噛む必要があるため、患者さまにご負担をおかけしてしまいます。そこで当院では、口の中をなぞるだけで正確に歯型データを取得できる3D口腔スキャナー(iTero)を導入しております。
ご自身の歯型の立体画像を即座に見ることができるため、近未来的な画像をご覧いただけます。
デジタル技術で治療後の歯並びを確認できる
3D口腔スキャナー「iTero」で取得した歯型データを基に、デジタルシミュレーションを行います。歯の動き方、治療後の歯並びなどを事前に未来予測できます。言葉で治療の効果を説明するよりも、立体画像でBefoer・Afterを実際にご確認いただいた方が治療を受けるかどうかスムーズに判断できるでしょう。