すきっ歯(空隙歯列)

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すきっ歯(空隙歯列)

すきっ歯は、空隙歯列とも呼ばれる状態で、歯と歯の間にすき間が空いている歯並びを指します。
顎が大きい、顎に対して歯が小さい場合に、歯が生えるスペースが余ることで歯と歯の間にすき間が生じます。歯と歯の間から空気が漏れることで発音が悪くなったり、うまく咀嚼できなくなったりと、日常生活に支障をきたすため、早期に治療を受けることが大切です。

すきっ歯(空隙歯列)の原因

歯が小さい、顎が大きい、歯の本数が少ないなど、歯と顎のバランスが悪い場合にすきっ歯になります。
そのほか、上唇小帯がうまく付着していない、埋伏過剰歯、舌癖なども発症に関連しています。

すきっ歯(空隙歯列)の悪い影響

すきっ歯だと、歯と歯の間から空気が抜けて、発音が不明瞭になります。また、歯と歯のすき間から空気が入り込み、口の中が乾燥してむし歯や歯周病のリスクが高まります。

すきっ歯(空隙歯列)の方の治療法

軽度のすきっ歯は、矯正治療ではなく審美治療で改善が期待できます。
歯の表面を0.5mm程度削り、セラミックのシェルを貼り付けることで、歯のすき間を改善します。
痛みもなく、自然な仕上がりが期待でき、色調も改善するため審美歯科治療として広く用いられています治療ですので、一度ご相談ください。

すきっ歯の症例

Before
before
After
after

 

主訴
正中離開を治したい
診断名・主な症状 正中離開
年齢 20歳 女性
治療期間・通院回数 約15~20回・15~20回
装置・費用 マウスピース型矯正歯科装置:880,000円 調整料5,500円×19回=104,500円
治療内容
上顎前歯正中の離開を改善するため、上下顎歯列を整えて、スペースの閉鎖を行いました。
スペースの閉鎖後、かみ合わせの緊密化も行っている症例です。矯正治療に際して、歯の抜歯は行っておりません
抜歯有無 永久歯の抜歯なし
リスク
  • ・矯正装置装着直後は、痛みや違和感が生じる場合がございます。
    ・インビザライン治療は、矯正装置(アライナー)の適切な装着が不可欠です。
    ・装着方法や装着時間が適切でない場合、計画通りに歯が移動しない可能性があります。
  • ・お口の状態によっては、マウスピース型装置に加え、補助矯正装置が必要になることがあります。
  • ・治療によっては、ごくまれに歯肉退縮や歯根吸引が起こる場合があります。
  • ・装着したまま糖分の入った飲料をしていると、むし歯を発症しやすくなる恐れがあります。
    ・治療完了後は、後戻りを防ぐため、保定装置(リテーナー)が必要です。
  • 完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害 救済制度の対象外となる場合があります。
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矯正治療における
副作用とリスク

矯正治療に伴うリスクや副作用は、ホームページに掲載することが法律で義務づけられています。全ての医療行為にはメリットとデメリットがあるため、両方を十分に比較し、治療を受けるかどうかお選びいただく必要があります。当院では、矯正治療の副作用やリスクについて十分にご説明し、ご納得いただいてから治療を開始しておりますので、不明点や疑問点はお気軽にご質問ください。

  • 最初は矯正治療による不快感、痛み等があります。数日間~1、2週間で慣れることが多いようです。
  • 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。また短縮する場合もあります。
  • 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
  • 治療中は、装置がついているため、歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
  • 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
  • ごくまれに、歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
  • ごくまれに、歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
  • 治療途中に金属などのアレルギー症状がでることがあります。
  • 治療中に「顎関節で音がある、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
  • 歯の動きによる様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
  • 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
  • 矯正装置を誤飲する可能性があります。
  • 装置を外す時に、エナメル質に微少な亀裂が入る可能性や、被せた歯(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
  • 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
  • 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った被せる歯(補綴歯)や虫歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
  • あごの成長発育により咬み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
  • 治療後に親知らずが萌えて、凸凹が生じる可能性は文献ではないとされていますが、加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせると咬みあわせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
  • 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。